制度とお金 ・ 時期 3:退院の準備
退院前カンファレンスで必ず聞くこと印刷して持っていけるチェックリスト
脳卒中は、退院後のほうが長い。 ・ 退院前カンファレンスで聞くこと
家に戻る前に、病院のスタッフと、家での生活を支える人たちが集まって話し合います。これが退院前カンファレンスです。1時間ほどで終わり、そのあとは聞きにくくなります。聞き漏らしがないように、質問を一覧にしました。
- 最終確認日
- 2026年10月13日
- 制度の詳細
- 各制度の記事と出典
→最初に、結論を書きます
- カンファレンスの前に、聞きたいことを紙に書いて渡しておくと、答えを準備してもらえます。
- 聞くことは大きく7つです。体の状態・薬、生活の動作、リハビリ、家と用具、介護サービス、お金の手続き、困ったときの連絡先。
- 介助のしかたは、聞くだけでなく、退院前に家族が実際にやってみる時間を頼んでください。
- 話すのが難しい本人は、書いた紙や文字盤で参加できます。本人の希望を、最初に伝えてください。
- 下のチェックリストは、印刷すると紙1〜2枚にまとまります。
「チェックリストだけ」では、説明を隠して、聞くことの一覧だけを表示します。
1. 退院前カンファレンスとは
退院が近づいたころに、病院のスタッフと、退院後の生活を支える人たちが集まる話し合いです。家族と本人も参加します。病院によって呼び方が違い、「退院前の合同カンファレンス」「退院調整会議」などとも呼ばれます。
来る人は、病院や状態によって違います。よく集まるのは次の人たちです。
- 主治医・病棟の看護師
- 体の状態、薬、気をつけること
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
- 動作、介助の方法、話す・飲み込む
- 医療ソーシャルワーカー
- 制度、お金、手続き、調整役
- ケアマネジャー
- 介護保険のサービスと計画
- 訪問看護・訪問リハビリの人
- 家に来てからのこと
- 福祉用具・住宅改修の業者
- 車椅子、ベッド、手すり
介護保険を使うには、要介護認定の申請が先に要ります。まだなら、すぐに申請してください(40〜64歳でも、介護保険は使える)。
2. 前の日までに準備すること
- 質問を紙に書いて渡す:下のチェックリストを印刷し、聞きたいものに印を付けて、医療ソーシャルワーカーに前もって渡します。
- 本人の希望を書いておく:家で何をしたいか、何が不安か。話すのが難しい本人の声は、紙にしておくと確実に伝わります。
- 家の情報をまとめる:玄関や段差、トイレと浴室の写真、間取り。家屋調査(スタッフが家を見に来ること)がまだなら、頼めるか聞きます。
- 家族の事情を整理する:誰が、いつ、どれくらい介助できるか。仕事の時間。できないことは、できないと伝えてかまいません。
- メモ係を決める:話を聞く人と書く人を分けます。録音したい場合は、その場で許可をもらってください。
3. 聞くことのチェックリスト
印は「聞いた・解決した」の印です。この端末の中だけに残ります。印刷すると、印のない四角が並んだ紙になります。
1. 体の状態と薬 主治医・看護師に
2. 生活の動作と介助 療法士・看護師に
3. リハビリ 療法士・ケアマネジャーに
4. 家と用具 療法士・業者・ケアマネジャーに
5. 介護サービス ケアマネジャーに
6. お金と手続き 医療ソーシャルワーカーに
7. 困ったときの連絡先 全員に
書いた内容は、この端末の中だけに残ります。印刷すると、この欄も紙に出ます。
4. 当日のこと
- 最初に本人の希望を伝える:話し合いは、本人がどう暮らしたいかを中心に進むべきものです。
- わからない言葉は、その場で聞き返す:専門用語は、わかる言葉で言い直してもらってかまいません。
- 決まったことを最後に確認する:誰が、いつまでに、何をするか。紙にまとめてもらえるか聞きます。
- 答えが出なかった質問は、誰がいつ答えるかを決める:その場で全部に答えが出なくてもかまいません。
!注意:退院の日が早すぎると感じたら、伝えてください
家の準備が間に合わない、介助の練習ができていない、と感じたら、その場で伝えてください。退院の日を動かせない場合でも、ショートステイをはさむなど、ほかの方法を一緒に考えてもらえることがあります。
書き手より
退院が決まるカンファレンスは、退院の1か月ぐらい前だったと思う。
来たのは、主治医、担当の看護師さん、作業療法士、医療ソーシャルワーカーの方、ケアマネジャー、そして家族だ。使うサービスは、そこで決まった。
退院の2週間前ぐらいには、療法士の方と、福祉用具の業者さんが自宅に来て、家の中を調べてくれた。
ただ、そのときは、何がわからないのかも、わからなかった。だから、聞くことも、何もなかった。
!注意:このページは医療上の助言をしません
このページは、聞くことの一覧です。体の状態、薬、リハビリ、運転などの答えは、主治医や担当の療法士が判断します。必ずその人たちに確認してください。